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三島由紀夫の映画を見ました

志村ショックの日。店を早く閉めて映画を見に行きました。「三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実」コロナのせいもあって観客は僕一人でした。

はじめに言っておくと、三島由紀夫の本を読んだのは2ヶ月ほど前です。学生の頃金閣寺を読んだ記憶はありますが、まったくおぼえていません。2ヶ月前に読んだのは「仮面の告白」です。買取先のお客さんから「もう何十回も読んだ」と聞いて、それを読むことにしました。

生っぽいというか、こんなことを書く三島由紀夫は気持ち悪いおじさんなのか?気になって、次にたまたま平安堂で見つけた「スポーツ論集」を読むことにしました。この「スポーツ論集」面白くて、読みながら笑ってしまう行もあり、この時点では三島由紀夫はボデービルを始めちゃう面白いおじさんのイメージです。それでも文章は、僕が言っても仕方ありませんが、やっぱり天才的だなと思いました。

ひとつ買うとその友達が集まってくる。そう聞いたことがありますが、目が勝手に見つけてしまうのか。これまた唐揚げを買いに行く途中、たまたま寄ったチャンネルブックスで、三島由紀夫写真集(文庫版)を見つけました。年表とともに写真が配され、三島由紀夫の生涯が見やすくまとめられていました。

映画にも出る、劇の演出もする、体を鍛える天才作家。ただもんじゃない三島由紀夫。45歳、市谷駐屯地で自害しますが、なんで死んじゃうんだろう、なんで死なないといけなかったのか不思議に思いました。

そのへん分かるかもしれないと思って観に行ったのが「三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実」です。

近代ゴリラと揶揄されながらステージに立つ三島由紀夫。言葉の殴り合いだ!とどこかで見て、ラップバトルばりのやり込めあいが始まるのか、何とも言えない緊張感が漂うなかマイクを握って話し出す三島由紀夫は、丁寧にわかりやすく声を荒げることなく言葉をかけていきます。動いてしゃべる三島由紀夫、その言葉の情熱みたいなものに引き込まれていきました。

全共闘一の論客芥正彦が赤ちゃんを肩に乗せてでてくるシーンは印象的です。二人の討論は面白いです。現在の芥正彦もインタヴューで出てきますが、いまでもそんな感じなんだ!という驚きがありました。あと余分ですが、小熊英二と瀬戸内寂聴は「?」という感じでした。

なんで自害に至ったのか、なんとなくそうなのかなというぐらいの想像しか今のところ出来ませんが、映画は面白かったし、動く三島を見れたのはとても良かったです。

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